浄土宗の寺院にとって、大切な行事のひとつがお十夜法要です。阿弥陀さまが仏の位に上がり給うたことをお喜び申し上げ、ひたすらにお念仏をお称えする行事です。この法要の中で百万遍念仏を行います。参拝者が輪になり、お念仏を称えながら、大きな数珠をまわすものです。
好天に恵まれたこの日、11時からたくさんの参拝者をお迎えして法要が行われました。澄んだ気持ちにさせてくれる詠唱の合唱、雅な音色の笙(しょう)の演奏のお陰で、厳粛な中にも華やかな法要になりました。百万遍念仏では、お念仏の声が本堂内に響き渡りました。
法要後、住職の法話、お斉(おとき)がありました。食事をしながら、能代市清助町の佐藤さんの指導で童謡の大合唱、法然上人800年大遠忌イメージソングさだまさしの「いのちの理由(わけ)」を歌ったりと楽しく過ごしました。
たくさんの皆さんに支えられて、素晴らしいお十夜法要を行うことができました。感謝申し上げます。 |